被災地でバッテリー上がりが多発

2016年04月20日 15:57
熊本地震の前震が起きた14日の翌日から3日間で、車のバッテリー上がりによる支援要請が130件も寄せられたことが明らかになったのだそう。
背景にあるのは、震災による車中泊の増加。
多くの人は避難所で生活しているのだけど、人が多すぎて自分のスペースを確保できなかったり、あるいはプライベートな空間が持てないというストレスから、車中泊を選ぶ人も多い。
で、車内では情報を集めるためにテレビをつけたり、ラジオを聴いたりしている人が多いのだけど、ガソリンが手に入りにくいという状況上、節約のためにエンジンをかけないという人もいるみたい。
さらに夜間は室内灯をつけていることから、余計にバッテリーが上がりやすくなっているんだと思う。
そういった場合、連絡がいくのはJAFなんだけど、JAF九州本部によると、16日と17日の2日間でのロードサービス受付件数は前年同日比の3倍を超える各265件。
このうち9割以上が震災関連で、バッテリー上がりは15日に14件、16日に35件、17日に83件と日を追う毎に増加しているのだそう。
バッテリーってもともと弱っているのでなければ2~3日くらいはもつから、日を追うごとに増えるのはそのせいだろうな。
そして節約のためにエンジンをかけずにいるというのも理解できるのだけど、バッテリーがあがるってこと、知らない人もいるのかもしれない。
そして中には、わかっていても使わずにいられないという人もたくさんいるのだと思う。
ちなみにアイドリングしていてもバッテリーは充電されない、というのは私も初めて知った。
エンジンをかけずに使っているケースよりはバッテリーも上がりにくいかもしれないけど、今後数日にわたって同じことを続けていたらバッテリーが上がる可能性が高いから気をつけないといけないと思う。