後の祭り

「富山出身の人間は採用しない」という発言を行って一躍話題となった総合機器メーカー「不二越」の会長。

とにかく富山生まれの人間は採用しないというスタンスで、たとえ地方の大学に行ったとしても、富山で生まれた人はその時点で極力採らないと言ったのだそう。

理由は、「閉鎖的な考えが強い」から。

「偏見かもしれないが」と前置きはしているものの、公衆の面前で特定の地域の人を中傷するような発言をするとは・・・とネットでも批判が飛び交っていたのを覚えている。

この発言は今月5日の決算会見で出たものなのだけど、あまりに反響が大きかったせいか、このたび「不適切発言のお詫び」と題した謝罪文が不二越の公式サイトに掲載されたのだそう。

「発言の一部に不用意で不適切な表現があり、ご迷惑をおかけしました」とのこと。

ちなみに人事については、今月13日に公式HPで掲載したとおり、「人物本位で採用している」らしい。

まああれだけ騒ぎになったから、これ以上無視を決め込むことができなかったんだろうけどね・・・。

でも火のない所に煙は立たないもの。この人だって、そういう気持ちがあったからこその発言だったんだろうし。

なので、後から謝られても白々しいというか・・・。富山出身の人にとっては、とうてい許せるものじゃないだろうなと思う。

大体、ここのメーカーって本社が富山にあるのに、地元の人間をディスるってどうなのか(ーー;)

今後、本社は東京に統一するということだけど、立つ鳥跡を濁さず・・・ってことわざ知らないのかなあ。