完全禁煙か、分煙か
2015年06月11日 11:21
現在2020年に開催予定の東京五輪に向けて、いろんな政策が着々と進んでいるようだけど、中でも問題になっているのがたばこ対策らしい。
たばこ対策については意見が真っ二つにわかれているそうで、公共の場では完全禁煙を徹底すると同時に、違反者向けの罰則ももうけるべき、という人と、そこまで厳しくする必要はなく、分煙でいいのでは・・・という人の二派で対立しているんだって。
まあ「おもてなし」という理念からすれば、罰則付き完全禁煙の方がより徹底しているし、日本人のマナーへの厳しさをアピールするという意味でインパクトはあると思うけど、実際問題、あと7年間という長いようで短い期間の中で、そこまで完全禁煙を徹底できるかどうかってなると、また別問題だと思うんだよね。
実際、分煙派の意見はマナー啓発や分煙化を進めた方が実行力が高い、というものが大半を占めていて、要するに「完全禁煙より現実的」って言いたいのだと思う。
分煙ならすでに全国のあちこちに根付いていて、飲食店でも分煙しているところが多いから、確かに分煙の方が実行するのはたやすいよね。
ただ、分煙という習慣が根付いた現在でもマナーやルールを守らない喫煙者はいるから、現状維持のままでは五輪の時にそれほどアピールはできないだろうな。
要するに、実現できるかどうかはともかくとして、ハードルは高めに設定しておいた方がいいと思うんだよね。
現状維持となるとぬるま湯につかっているような状態で、これ以上禁煙や節煙運動が広がることって見込めないと思うもん。