回避依存症について知る

2015年11月27日 10:35
精神的な疾患のひとつに「回避依存症」というのがあるらしい。
○○依存症というのはいろいろあって、たとえばお酒を飲まずにいられないのはアルコール依存症。恋愛せずにはいられないのが恋愛依存症だけれど、回避依存症って何のことだろう?と思ったら、どうやら人間関係が一定以上親密になると、自らそれを回避しようとしてしまう心理のことらしい。
たとえば友人ができて、どんどん親密になり、親友になれそうな間柄になったとする。
普通なら喜ぶところだけど、回避依存症の人はそこで自らストップをかけてしまい、友人との仲を断ってしまったりするのだそう。
こういう人は他人と近すぎる関係になること自体が苦痛だそうで、友人に限らず、恋人などにも同じ症状が出るのだとか。
いわゆる「壁」を作っている状態なのだと思うけど、原因ははっきりしていないそう。
有力な説としては、親が過干渉で、子供に常にべったり。何もかも管理しようとするのを息苦しく感じ、他人と常に一定の距離を置くようになってしまった・・・とか。
まあ誰にでも自分の領域というものがあって、いくら親しくなっても、ここにだけは踏み込まれたくない・・・っていう境界線みたいなものは存在すると思う。
でもそれがあまりに顕著で、人間関係を築くのが難しいと感じたら、それはやっぱり回避依存症ってことになるのかな。
私も他人と極度に踏み込んだ関係になるのには抵抗を感じる方だけど、たとえば家族に対してはそういう壁を作っていることはないから、回避依存症っていうところまではいかないと思う。
でも友人に対しては、確かに一歩ひいたところにいる自分を感じることがあるんだよなあ・・・。