ヘリコプターみたいな親?

2015年08月04日 10:12
毒親とかモンスターペアレントという言葉は何度か聞いたことがあるけど、つい最近「ヘリコプターペアレント」というものがあることを初めて知った。
何でも、ヘリコプターのように子供の上空を旋回していることに見立てた言葉で、要するに子供を管理、干渉し続ける親のことらしい。
一見するとヘリコプターペアレントはきめ細かく、まじめな親というイメージがあるのだけど、度を過ぎてしまうと問題行動のリスクにつながるんだとか。
これまで、親としての温かみがない上に過保護だと、自己否定感に悩んで問題行動のリスクが高まる・・・というのが定番の考え方だったんだけど、なんと親としての温かみがあっても、過保護だった場合は自己否定感や問題行動のリスクは残るというのがわかったんだって。
もちろん、親としての愛情がともなわないケースに比べると発生確率は減るのだけど、それでもリスクはなくならないというのがポイント。
つまり親の愛情のあるなしに関係なく、過保護は子供のためにならないってことなんだよね。
これを「うっかり過保護」というみたいだけど、要するに「転ばぬ先の杖」を親が持ってやっている状態のことで、子供が転ばないように、親が道の前にある障害物をことごとく排除してしまうと、子供自身の解決力が身につかず、大人になったときに苦労するという典型的なパターンみたい。
親としては子供がつらい思いをするのを見ていられなくて、つい手を出してしまいたくなるところだけど、失敗したり挫折したりするのも成長の一環として、温かく見守る勇気も必要なんだね。