もう住み分けしなくていいのでは?

2016年12月16日 11:41

昨日、厚生労働省の有識者検討会にて、理容師と美容師の資格に関する報告書がまとめられたのだそう。

それによると、理容師または美容師のいずれか一方の資格を保有している人は、もう一方の資格も取りやすくなるらしい。

これまでは理容師・美容師の資格は完全にわけられていて、たとえ科目に共通点があったとしても、両方の資格を取りたいならどちらも履修しなければいけないという仕組みになっていたんだよね。

でも一度受けた科目を再度履修するなんて二度手間だし、そのぶん時間も長くなってしまう。

そこで今回、内容が共通している科目を免除することで履修時間を1000時間縮め、専門学校に通う期間も2年→1年に短縮されることになったんだとか。

早ければ再来年の4月から実施されるようで、どちらの資格も取りたいと思っていた人にとっては朗報だよね。

ただ、履修時間を1000時間も短縮できたということは、それだけ共通項が多いってことだよね?

それならいっそのこと理美容師として一本化してしまってもいいんじゃないかと・・・。

昔は理容師=男性メイン。顔そりOK。美容師=女性メイン。顔そりNG・・・というイメージが定着していた。

でも現在は規制緩和により、美容師でも軽い顔そりはOKとされたし、理容院でも美容院のようなパーマやヘアカラーを行うところが出てきている。

つまりお互いが相手の領域に踏み込んでいくことで、境界線があいまいになっちゃってるんだよね。

それならいっそ同じ資格でいいんじゃないかなーと思うんだけど。今の時代に住み分けなんて必要ないんじゃないかなあ。