たかがささくれと思わない
2015年09月26日 11:59
ここ最近、学校の体育館にて、床のはがれた木片が原因で生徒がけがをするという事故が相次いでいるらしい。
体育館ってほとんどのところが板張りになっているわけだけど、老朽化すると板が浮き上がってきたり、ささくれになったりして、尖った面が飛び出していることがあるんだよね。
で、それに気づかず、バレーなど床に向かって滑り込む動作が多いスポーツをすると、ウェアが引っかかり、さらにめくれ上がった木片が体を傷つけてしまうケースが多いんだって。
たかがささくれ・・・と思ってしまいがちだけど、実際は大きなけがにつながったケースもあるそうで、たとえば今年の4月には富山県立大の男子学生が体育館でフットサルをやっている最中、ボールに向けてすべりこんだ時に木片が背中に刺さり、肝臓を傷つける大けがを負ったんだとか。
緊急手術を受けたというから大変な事故だったと思うんだけど、体育館の床って作りがしっかりしているぶん、めくれあがった木片がナイフのように鋭利になってしまうこともあるんだなあと怖くなった。
うちにも小学校と中学校に通う子供がいて、このうち小学校についてはつい3年ほど前に新築したばかりだから、老朽化によるささくれはたぶん起こらないだろうと思うけど、中学校の方は何もしていないからなあ・・・。
見た感じきれいで、ささくれなんて起こりそうには見えないけど、そう思って油断していたからこそ事故が多発しているんだろうし。たかが木片と思わずに、ささくれになっているところがないかどうかきちんとチェックしてほしいなと思う。