おじいちゃん、おばあちゃんの記憶
2015年10月22日 20:46
夫の祖父母は父方の方で1人、母方のほうで1人とまだ健在だけれど、私の祖父母は今から10年ほど前に父方の祖父が亡くなった時、いなくなってしまった。
中でも母方の祖父が亡くなったのは中学校1年生の頃。
4人いる祖父母の中で一番アクティブなおじいちゃんで、今で言うDIYはお手の物。
何でも手作りしてくれて、私たちがマイホームに越してきた時は庭にお花で私と弟の名前を刻んでくれたり、シーソーを作ってくれたりした。
一番元気なおじいちゃんだったので、病気が発見して入院し、お見舞いに行く間もなくあっと言う間に亡くなってしまった時はものすごくショックだった。
元気だったぶん、病気の進行も速かったのか。あるいは元気だったからこそ、病院に行くのが遅れてしまったのか・・・。
当時中学1年生だった私はあまりくわしい病状や死因などは教えてもらえず、今でも当時どんな状況だったのかわからないまま。
聞けば教えてくれるんだろうけど、今さら死因を聞きたいとはどうしても思えない。
おじいちゃんのことで知っているのは、ただ私たちにやさしかったこと。元気で何でも作ってくれたこと。そういうことだけでいいと思っている。
他の3人のおじいちゃん、おばあちゃんはその後長生きしてくれたのだけど、約10年前、母方の祖母が先に亡くなったのを皮切りに、父方の祖父母も相次いで亡くなってしまった。
人は死ぬとき、身近な人を連れて行く・・・なんて聞いたことがあるけど、あれは本当なのかもしれないと思ったのを今でも記憶している。
さすがに10年経過しているので、思い出しては泣く・・・という当時のようなことはないけれど、でも夫の祖父母が健在であることをひそかにうらやましく思ったり。
今だったらもうちょっと祖父母孝行できたのにな、と思うと、どうしてもね。