いじめられる子の特徴だって？

先日、ネットで「いじめられる子の特徴」がまとめられている記事を見た。

主な特徴は3つあるそうで、1つは「見た目」、2つ目は「自信のない子」、そして3つ目は「協調性のない子」なんだそう。

なのえ、いじめに合わないための対処法としては、「周囲から浮く行動を避ける」「いつも清潔にして約束を守らせる」「自信のある子に育てる」なんだって。

この条件と対処法を見た時、思わず笑ってしまった。

確かにここに挙げられた3つの要素は、いじめのターゲットになる可能性をはらんでいると思う。

でもそんなの数あるうちの1つでしかない・・・というか、いじめる人間っていうのは、「○○だから」という明確な理由も何もなくいじめていることが多いんだよね。

だから後になって「どうしていじめるのか」と聞いた時に、「ムカついたから」とか、答えになっているようななっていないような言葉しか出てこない。

たとえ自信満々で、おしゃれにしていて、まわりと同調している子だって、「おしゃれぶっててムカつく」とか、「自信たっぷりでイライラする」とか、そんな理由でいじめられる可能性だってあるんだよね。

だから「いじめられる子の特徴」なんてものを列挙するのは意味がない。だって「名前」とか、自分ではどうしようもないことでいじめられることだってあるんだもん。

こういうのって、あたかも「いじめられる方にも非があるんだよ」って言っているようで嫌だ。いじめに関しては100%いじめる方が悪いんだから。